俺が作った世界のカブトムシ・クワガタムシ図鑑(カブトムシ編)
- 2021.11.23
- 外国産カブト
- DHヘラクレス, Dynastes, Megasoma, Mesotopus, オオクワガタ, オオヒラタ, カブト, カルコソマ, クワガタ, ゾウカブト, ドルクス, 外国産カブト, 外国産クワガタ
最終更新日:2021/11/22
⇓クワガタ編はこっち(途中ですが・・・)
筆者が購入したカブトムシ・クワガタの中で
結構気合い入れて写真とか撮ってたものの・・・・
ブリードに失敗したり、記事にするまでもないような飼育記録の種類って結構居てて
もったいないし・・・・・
せっかくなんで、置いていこうかななんて思いここに随時まとめていくことにしました
成虫画像の参考になればよいかと思います
あくまで筆者の手に取ったものだけですので物凄く偏っています。
数年かけて網羅できるボリュームにしたいなあと・・・・どこ目指してるんでしょう、ええから飼育しろやって話なんすけどねw
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- 1. □カブトムシ
- 1.1. ◇日本産カブトムシ
- 1.2. ◇外国産
- 1.2.1. 〇Dynastes属 ヘラクレス等の仲間
- 1.2.1.1. ◆ヘラクレスオオカブト 原名亜種(ヘラクレスヘラクレス)
- 1.2.1.2. ◆ヘラクレスオオカブト 亜種リッキー
- 1.2.1.3. ◆ヘラクレスオオカブト 亜種エクアトリアヌス
- 1.2.1.4. ◆ヘラクレスオオカブト 亜種オキシデンタリス
- 1.2.1.5. ◆ヘラクレスオオカブト 亜種トリニダーデンシス
- 1.2.1.6. ◆ヘラクレスオオカブト 亜種パスコアリ
- 1.2.1.7. ◆ヘラクレスオオカブト 亜種モリシマイ
- 1.2.1.8. ◆ヘラクレスオオカブト 亜種レイディ
- 1.2.1.9. ◆ネプチューンオオカブト
- 1.2.1.10. ◆サタンオオカブト
- 1.2.1.11. ◆ヒルスシロカブト
- 1.2.1.12. ◆グラントシロカブト
- 1.2.1.13. ◆ティティウスシロカブト
- 1.2.2. ○Megasoma属(ゾウカブトの仲間)
- 1.2.3. ○Chalcosoma属 カルコソマ
- 1.2.4. ○Golofa属 ゴロファ(タテヅノカブト)の仲間
- 1.2.5. ○Other ヒナカブトなど、その他のカブトムシ
- 1.2.1. 〇Dynastes属 ヘラクレス等の仲間
□カブトムシ
◇日本産カブトムシ
〇国産カブト
◆ヤマトカブト
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学名:Trypoxylus dichotomus septentrionalis
サイズ:91.7mm(2021年12月時点飼育記録)
生息地:本州・四国・九州
一言 :日本の夏の風物詩、日本人にはなじみ深い本種だが普通にかっこいい。見慣れた種類だけど夏に採集に行って見つけると嬉しい
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◇外国産
〇Dynastes属 ヘラクレス等の仲間
◆ヘラクレスオオカブト 原名亜種(ヘラクレスヘラクレス)
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学名:Dynastes hercules hercules
サイズ:181.mm(2021/12時点での飼育記録)
生息地:グアドループ島
一言:THE 外国産カブトムシ。虫に興味がない人でも、皆名前と姿は知ってるであろう本種。ヘラクレスオオカブトの亜種の中でもデカくて太い。国産オオクワと並んで飼育者がいちばん多いカブトムシだと思う
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◆ヘラクレスオオカブト 亜種リッキー
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学名:Dynastes hercules lichyi
サイズ:最大167mm程度
生息地:ベネズエラ コロンビア エクアドル
一言 :上翅は黄土色に色づき、胸角はやや細く、身体がデカいイメージ。頭角の先端は板のようになるので見分けはしやすい。エクアとの生息地の被りから混ざっている混ざっていないの問答が多い。
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◆ヘラクレスオオカブト 亜種エクアトリアヌス
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学名:Dynastes Herucles Ecuatorianus
体長:~162mm
生息地:エクアドル・コロンビア・ブラジル・ベネズエラ・ペルー
備考 :上翅は山吹色に色づき、黒点が少ない個体が多く美しい。筆者は一番好きな亜種である
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◆ヘラクレスオオカブト 亜種オキシデンタリス
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学名:Dynastes Herucles occidentalis
体長 :164.mm
生息地:パナマ、コロンビア、エクアドル
備考 :胸角が細く、突起は根本付近に位置する、頭角は直線的で先端はリッキー同様に板状になる。ヘラヘラが出回る前の2000年代初期は本種が出回っていたらしい。
頭角が特徴的なので横側からの鑑賞が筆者は好き
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◆ヘラクレスオオカブト 亜種セプテントリオナリス
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学名:Dynastes Herucles septentrionalis
体長 :~153.mm
生息地:中米の広範囲(ホンジュラス・グアテマラ・ニカラグア・コスタリカ等)
備考 :亜種名は「北の」という意味。胸角は細く突起は基部にある。頭角は長め。全体的にシュッとしてオキシデンタリスに近縁で似ている。頭角は先端突起は湾曲し手前の突起はオキシとは違い棒状、基部突起は棒上に1本で尖らない。点刻は小さくやや多い。上翅は黄土色。てゆーか頭角以外ほぼオキシ。頭角が板状じゃないオキシって思ってます。♀の背面の毛は短くて少ない。小楯板はほぼ全体が点刻でおおわれる。
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◆ヘラクレスオオカブト 亜種トリニダーデンシス
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学名 :Dynastes Herucles trinidadensis
体長 :154mm
生息地:トリニダード・トバゴ
備考 :頭角は先端手前の突起は棒状。頭角突起は1 ~ 2本で、棒上でその先端はやや尖る。胸角の基部はやや太く、全体的に直線的。突起は基部寄りに位置。
上翅は暗めの色合いが多い。ブリュゼニと同じ亜種とする説もある、筆者はブリュは胸角がちょっと直線的なイメージだがそれ以外何が違うのか分からない。名はそのまんま産地のトリニダード島に由来。なので産地は覚えやすい(笑)
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◆ヘラクレスオオカブト 亜種パスコアリ
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学名:Dynastes hercules
体長:~148mm
生息地:ブラジル
一言:頭角はやや湾曲し基部突起はないことが多くツルっとしているので、わかりやすい特徴。胸角は直線的で、突起は中央よりやや基部寄り。前翅は光沢が強く、オリーブグリーンで黒紋はないかあっても小さい。小楯板はハート形とされているが何がどうハートなのか筆者はイマイチよく分からない。色味と頭角の特徴が分かりやすく特徴的なので好きな亜種
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◆ヘラクレスオオカブト 亜種モリシマイ
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学名:Dynastes Herucles morishimai
体長 :~143mm
生息地:ボリビア
一言うんちく :亜種名の由来は森島さんが見つけたからモリシマイ(森島啓司氏)。ボリビア西部に生息。オスは全体がなんかコンパクトで、同サイズのヘラヘラならブッサイクになるようなサイズの小型個体でもあんまり違和感がない。頭角は短く縦に幅がある。先端突起は湾曲し短くその手前は棒状で尖る。胸角突起はやや基部に近い。上翅は光沢がある山吹色で美しい。胸の点刻は基部は幅狭く、前縁では幅広い。体毛は黄色が強い。♀は全体的に小ぶりなためか、他の亜種と見比べるとあからさまに丸みがあり背面の毛が少ないからかボディのベースが黒い。毛は黄色味が強い。小楯板は前方半分は密に点刻、後方半分は光沢あり
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◆ヘラクレスオオカブト 亜種レイディ
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学名:Dynastes hercules reidi
体長:~112mm
生息地:西インド諸島 セントルシア島
一言コメント:セントルシア島に生息。頭角は細長く先端は尖る。胸角は小型は湾曲し突起は基部寄り。点刻は基部は幅広い。上翅は原名のヘラヘラに似ており光沢が強い、毛もヘラヘラ。♀の小楯板は当方が手にした個体は点刻はしっかりある個体だった。バウドリーと近縁が説があり、レイディに統合されバウドリータイプとする扱いが広まっていますね。
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◆ネプチューンオオカブト
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学名:Dynastes neptunus
体長:~157mm
生息地:コロンビア・ペルー・ベネズエラ・エクアドル
一言:全身真っ黒に細長い胸と頭の角に毛が多いカッコイイ大型カブト。サタンと比較し光沢がある。高山帯に生息するため高温に弱く低温を好む。寒い分には強いが夏は大変。そのためか幼虫期間も2~3年と長く、成虫寿命は3~4ヶ月の休眠を明けて半年程度かと思う。本種とサタンは成虫がスコッチウイスキー・正露丸のようなニオイがしてめっちゃ臭い。でもカッコイイが勝つ。メスは真っ黒。サタンとメスの見分けつきにくいので混ぜた戯け物のせいで交雑個体が出回ってしまっている事実があり悲しい。
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◆サタンオオカブト
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学名:Dynastes satanas
体長:~115mm
生息地:ボリビア
一言コメント:ワシントン条約CITES附属書IIに記載されている絶滅危惧種。ネプチューンオオカブトを寸詰まりにして毛を2倍くらいにしたような見た目をしている。同じく全身真っ黒でネプチューンと違い艶消しである。同じく高山帯に生息するため高温に弱く低温を好む。幼虫期間も2~3年以上と長い。成虫寿命は3~4ヶ月の休眠を明けてから成熟まで長いように思う。そのため結構長い、1年生きると思う。本種もネプチューン同様、成虫が正露丸臭い。でもカッコイイ。メスはネプと見分けつきにくいので混ぜた戯け物のせいで交雑個体通称「サタチューン」が出回ってしまっている事実があり悲しい。数年前は非常に高価だったが近年は飼育品が出回っており落ち着いているが純血かどうかはわからない
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◆ヒルスシロカブト
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学名:Dynastes hyllus
体長:~98mm
生息地:メキシコ ホンジュラス
一言コメント:寝るティティウス、卵が長いグラシロなどなにかしらのサイクル的特性があるのが多いシロカブトのなかでホンジュラスの本種はその点のクセは少ない。白というより黄色だが。ホンジュラスの野外品が長らくないのでぶっちゃけ出回っているホンジュラスヒルスはもう他産地とグチャグチャになっているのかもしれない。
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◆グラントシロカブト
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学名:Dynastes granti
体長:89mm
生息地:USA アリゾナ州
備考:綺麗、丈夫、安いの三拍子揃ったカブトムシ。詳しくは飼育記事見てください!
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◆ティティウスシロカブト
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学名:Dynastes tityus
体長:〜69mm程度
生息地:ノースカロライナ州
一言:他のシロカブト同様飼育は恐ろしく簡単。常温でもへっちゃら。ただし羽化後に半年寝る。それがめんどくさい
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○Megasoma属(ゾウカブトの仲間)
◆アクティオン(アクタエオン)ゾウカブト【レックスゾウカブト】
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学名:Megasoma actaeon
体長:〜133mm
生息地:パナマ・フランス領ギアナ・スリナム・ベネズエラ・コロンビア・エクアドル・ペルー・ボリビア・パラグアイ・ブラジル
一言コメント:ヘラクレスとは違った意味でデカい、ズッシリ感。ウサギの耳みたいな胸角と真っ黒な艶消しボディのゾウカブトで最重量級のカブトムシ。成虫は戦車のようである。幼虫期間は最長クラスで2.5-4年かかる。知人の某氏は「オリンピックゾウカブト」と呼んでいた(笑)。しかし、成虫はそんなに長生きしない。2ヶ月ほど寝るが活動後は2〜3ヶ月くらい。エサ切れするとスグ死ぬ(笑)
でも、それに見合うだけの眺めるだけで楽しい魅力がある種類。
筆者は思いっきり失敗した(笑)
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◆マルスゾウカブト
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学名:Megasoma mars
体長:〜132mm
生息地:ペルー
一言コメント:軍神の名を冠する真っ黒ボディにツヤツヤでビッカビカの人気の大型ゾウカブト。本種も幼虫期間が長いがアクティオンよりはマシ。ゾウカブトは穏やかな種が多いが本種は気性が荒い。
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◆エレファスゾウカブト
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学名:Megasoma elephas elephas
体長:〜130mm程度
生息地:メキシコ
一言コメント:ゾウカブトの中でも非常にメジャーな人気種。象ゾウカブトという、おにぎりゴハンみたいなネーミングですが、納得するくらい象さん。体重は非常に重くこんなもんが空飛んで来たらたまったもんじゃない。
飼育はゾウカブトの中でも幼虫期間が1.5年程度と比較的短く、日本の過酷な気候にも幼虫は常温放置で耐え共食いもしないので非常に飼育しやすい。
唯一の欠点は、ゾウカブト共通だが馬鹿みたいに食う割にエサ切れするとスグ死ぬ(笑)
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◆パチェコヒメゾウカブト
詳細情報
学名:Megasoma pachecoi
体長:〜60mm程度
生息地:メキシコ
一言コメント:マルスゾウカブトをそのまま小さくしたようなヒメゾウカブト。やや幼虫が死にやすい面は感じられるが飼育は産卵は簡単で幼虫もまとめて飼育出来るうえ、カッコイイので好きだ。
成虫寿命は短く3ヶ月ほど。やはりエサ切れには弱い。
幼虫期間は結構バラツキがあり、基本1年かからないくらいだが気まぐれに2年コースの個体がでる。そうして羽化ズレ対策をして生き延びてきたのかも。だが飼育者としてそれはめんどくさいので勘弁して欲しいところ(笑)
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◆テルシテスヒメゾウカブト
詳細情報
学名:Megasoma thersites
体長:〜55mm程度かな?
生息地:メキシコ バハカリフォルニア
一言コメント:黒いボディに毛むくじゃらのヒメゾウカブト。飼育は他のヒメゾウカブトに準ずる、ボグティと似ているが見分け方はテルシのほうが毛が白く長い代わりに頭部は薄い箇所がある。あと角がボグティより太い。メスは下半身に毛が生えているのがテルシテス。毛の量は個体差がある
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◆ヨルゲンセンヒメゾウカブト
詳細情報
学名:Megasoma joergenseni joergenseni
体長:〜わかりません。50mmくらい?
生息地:アルゼンチン
一言コメント:もふもふの体毛に覆われたクマみたいなヒメゾウカブト。愛くるしい顔が可愛い、好きな種類。
飼育や寿命は他のヒメゾウカブトと同じ。
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◆ボグティヒメゾウカブト
詳細情報
学名:Megasoma vogti
体長:〜わかりません、50mmくらいでしょうか?
生息地:アメリカテキサス州、メキシコ
一言コメント:テルシテスに似ているヒメゾウカブト、テルシテスと比較し毛がゴールドで少し茶色っぽい。毛の長さは短くびっしりと生えている。角は少し細い。逆にメスはツルツルで毛がない。
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○Chalcosoma属 カルコソマ
よく出回るアジアの大型カブトムシ。定期的に大型の野外品が安価で入手でき羽化ズレも頻繁で、幼虫期間が1.5年ほどかかるうえ寿命もそこまでは長くないからかブリード人気は低いものの非常に魅力的な種類。
本族の種類は基本的に成虫幼虫とも気性が荒い。手足が長く力も強いうえ、首元の隙間スペースが広くナイフのように切れ味抜群のため迂闊に持ってしまうと、スパっと切られてしまうので全身が凶器のようである
しかし、その個性的な造形や青銅のようなボディの美しさは非常に魅力的な種類が多い。
◆アトラスオオカブト 原名亜種
詳細情報
学名:Chalcosoma atlas atlas
体長:〜101mm
生息地:スラウェシ島・サンギヘ諸島・ドギアン諸島
一言コメント:アトラスの原名亜種、コーカサスを小さくしたような見た目で85mmくらい?からコーカサスのようにか胸角が湾曲する。90mmを超えるとめちゃくちゃカッコイイと思う他の亜種より太い。成虫は安価で入手ができるので是非手に取ってみてほしい
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◆アトラスオオカブト インドネシア・マレー半島亜種(ネシアアトラス)
詳細情報
学名:Chalcosoma atlas keyboh
体長:〜95mmくらい?
生息地:マレー半島、スマトラ島、カリマンタン島など
一言コメント:安価で一番よく出回るアトラス。よくホームセンターとかにもおかれているのがほとんどこのネシアアトラス。他の亜種に比べて細く、胸角が直線的で上から垂れ下がるような感じ。気性は他のカルコソマ同様に荒い、アトラス・コーカサスの首元は刃物なので持たないこと。筆者はスマトラ産は無精卵しか産まず、カリマンタン産はメスがおそらくモーレンカンプだったのでブリードはできていない。一回まじめにやってみたい
◇スマトラ島産
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◇カリマンタン島
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◆アトラスオオカブト フィリピン亜種(フィリピンアトラス)
詳細情報
学名:Chalcosoma atlas hesperus
体長:~110mm
生息地:フィリピン(ミンダナオ島)
一言コメント:アトラスオオカブトの中でもっとも大型になる種類。コーカサスと似ているが頭角の突起がないのと、全体的にスラッとしているので見分けは可能。メスもアトラス同様に背中の毛が触ると坊主頭みたいな手触り。飼育でも長角が出やすくブリード人気の低いカルコソマでは比較的飼育者が多い。以前は野外品が来ていたが2022年1月現在、2020年~のコロナウィルスの影響でフィリピンからの便が途絶えており貴重になりつつあるので大事にしたい。若干だが他の亜種より青みが強い気がする。気のせいだったらゴメンナサイ
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■小型個体
◆アトラスオオカブト 大陸亜種(インドアトラス)
詳細情報
学名:Chalcosoma atlas mantetsu
体長:わからない、95mmくらい?
生息地:インド北部・ミャンマー・タイ・ラオスなどのインド北東部からインドシナ半島
一言コメント:なかなか出回らないレアなアトラス。太短くずんぐりむっくり。写真はラオス産だが筆者はメスがすぐに死んでしまい撃沈した。もったいないね(泣)
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◆コーカサスオオカブト 原名亜種
詳細情報
学名:Chalcosoma chiron chiron
体長:~121mm
生息地:インドネシア ジャワ島
一言コメント:コーカサスの中では最小の亜種である。年中流通が多く大型個体のペアでも1万円以下で購入できるため一番馴染み深い亜種。胸角は細い。飼育では他産地に比べて長角が出やすいらしい。
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◆コーカサスオオカブト スマトラ島亜種
詳細情報
学名:Chalcosoma chiron janssensi
体長:~133mm
生息地:インドネシア スマトラ島
一言コメント:コーカサスの最大亜種。ジャワよりは少し高価だが入手はしやすい。胸角の湾曲は弱くややまっすぐ。でも頭角と胸角ともに太くてごついので非常に迫力がある
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◆モーレンカンプオオカブト
詳細情報
学名:Chalcosoma moellenkampi
体長:〜115mmぐらい
生息地:インドネシア ボルネオ島(カリマンタン島)
一言コメント:ボルネオ固有のカルコソマ。アトラス・コーカサスに比べて細く体高が高い、頭は艶消し。最初はあまり魅力の感じない種であったが、手に取ってみたらすごく格好良かった。
細く高さのある見た目なので正面下や横からアングルだと格好いい。標本ビューや真正面はイマイチ
標高の高いところに生息しているので高温耐性はあまりないと思われる。日本の真夏に幼虫をそのまま飼育したら溶けまくりました。
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○Golofa属 ゴロファ(タテヅノカブト)の仲間
◆ゴロファ・ポルテリ(ノコギリタテヅノカブト)
詳細情報
学名:Golofa porteri
体長:~106.8mm
生息地:ベネズエラ・コロンビア・ペルー
一言コメント:ゴロファ最大種、漆を塗ったようなテカテカオレンジに奇妙な風貌が魅力。飼育記事も是非見てね
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◆ゴロファ・クラビゲール
詳細情報
学名:Golofa claviger
体長:~70mm(これマジなの?)
生息地:ペルーなどの南アメリカ北部
一言コメント:小型の菱形ちょんまげの人気種。休眠ズレと謎の突然死以外は飼育も簡単で筆者は好きな種類。胸の色がグリーンのものと茶色のものが個体差があるように思えるが、最近ただの成熟具合かなんかでは?と思うようになってきた
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◆ゴロファ・ピサロ
詳細情報
学名:Golofa pizarro
体長:~60mmくらい?
生息地:メキシコからニカラグアなど中米
一言コメント:筆者が、いの一番に魅力を感じたゴロファです。盛大に撃沈しましたが。思い出↓
野外品も来ないので最近全然見ませんね、国内からかなり減っているんじゃないかと。
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○Other ヒナカブトなど、その他のカブトムシ
◆ケンタウルスオオカブト
詳細情報
学名:Augosoma centaurus
体長:~99.6mm
生息地:アフリカ カメルーン等
一言コメント:ビッカビカのアフリカ唯一のオオカブト。毎年冬の始まりくらいに野外品が来ます。槇原敬之の「冬が始まるよ」くらい冬の始まりって感じがします。タランドゥスといいレギウスといいアフリカの種類はこう下品にツヤツヤになる理由があるんでしょうか。だが・・・それがいい。ただ飼育は幼虫期間がしっかりある上に成虫寿命は短く儚いので一癖あります。また低温に弱いうえにアフリカ~冬の時期に空輸で来るのでそこから輸送で結構弱ってるのか一瞬で死にます(笑)
でもめっちゃカッコイイです。飼育品はあまり出回らないので価格は比較的安定しています
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◆マルガリータヒナカブト(オオカラカネ)
詳細情報
学名:Agaocephala margaridae
体長:~50mmくらい?
生息地:ブラジル他アマゾン川流域
一言コメント:ポピュラーなヒナカブトで飼育者が多い。サスマタのような角と金属光沢の強いボディが非常に美しく、ヒナカブトの中ではリーズナブルになったが一番カッコイイ種類だと思う。赤と緑のバリエーションがあり、緑のほうがレア。
ヒナカブトの中でも多少雑に扱っても生き残る幼虫が居るので比較的強い印象。幼虫期間は卵~羽化まで8カ月ほど。成虫は3か月くらいの休眠含めて半年程度の寿命だと思う。
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◆ヨツボシヒナカブト
詳細情報
学名:Brachysiderus quadorimaculatus
体長:~MAX45mmくらい?
生息地:ブラジル・ペルー
一言コメント:たまごボーロみたいな黄色い頭に一本の角が可愛らしい大人気のヒナカブト。2019~2020年くらいまでみんなひたすらヨツボシヨツボシ言ってた気がします(笑)幼虫期間は短く、卵~羽化まで6カ月ほどと短いが半年程度休眠するのでめんどくさい。1サイクルやったので飼育記事見て頂ければ嬉しいです。
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◆グランディスコフキカブト
詳細情報
学名:Spodistes grandis
体長:~MAX52mmくらい?
生息地:コロンビア・エクアドル
一言コメント:上下に存在感抜群の胸角と頭角に全身ベルベット素材のような金色の微毛におおわれた美しい大人気のヒナカブト。2020年~2021年にかけてみんなグラコフグラコフ言ってた気がします。グラコロでいいじゃんって思ってました。嘘です。筆者は2ペア用意したものの大爆死しましたね。見た目は素晴らしいので写真撮ってて良かったなと思います。
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◆ベルティペスエボシヒナカブト(べルティペスコフキカブト)
詳細情報
学名:Lycomedes velutipes
体長:~45mmくらいすかね?
生息地:エクアドル
一言コメント:金色の微毛におおわれた美しく愛嬌のあるカブトムシ、栗きんとん見たいです。価格は比較的安価。幼虫は少しデリケートな部分が感じられましたが成虫は意外と長生きです、うちでは1年近く生存していました(笑)
↓飼育記事サボってますが見て頂ければ嬉しい
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◆フローレンシスニセヒメカブト
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学名:Xylotrupes florensis
体長:~86.2mm
生息地:インドネシア(フローレス島)
一言コメント:質感はヤマトカブトに似ているが、フォルムはヘラクレスのように胸角が発達している。・・・・というより艶のない小ぶりのケンタウルスオオカブトといった方がしっくりくるきがする。フシューフシューと割と大きな音で鳴く。音量は結構ウルサイ(笑)。ヒメカブトの類はサトウキビを食い荒らす害虫のため日本では植物防疫法にかかる輸入NGのグレーゾーンの種類が多いが、本種とパウリアニは数少ないセーフ種である(他にも居たっけ?ソクラテスとか?)。
名前はフローレス島に生息しているため、そのまんまであるが、普通にヒメカブト属(Xylotrupes)で見た目もヒメカブトなのになぜ「ニセ」とつき偽物呼ばわりされているのか筆者はわからない(笑)なんかちょっと気の毒なヤツというイメージ
飼育は非常に簡単で国産カブト同様でOK。
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◆オオツノメンガタカブト
詳細情報(クリックで展開)
学名:Trichogomphus lunicollis
体長:知りません~65mm程度?
生息地:インドネシア(カリマンタン島)
一言コメント:サイのようなカブト。1.5頭身くらいで手足が非常に短い。顔つきといい貴景勝関に似ている気がする。野外品が定期的に来て安価で入手可能だが、産卵が難しく羽化まで持っていくのは困難な難関種ときく
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