ヨツボシヒナカブト 1サイクル目飼育記録(種親入手・ペアリング・産卵・幼虫飼育・羽化)

ヨツボシヒナカブト

(学名:Brachysiderus quadorimaculatus

産地:ペルー ワヌコ市ティンゴマリア

最大サイズ:?mm(2021/09時点)

はじめに

はい、でえ人気。

目下大人気のヨツボシヒナカブトです

小ぶりなサイズと黄色の頭、ヒヨコみたいな愛嬌のある見た目で男女に非常に受けがいいです。

虫嫌いな女性のハートも鷲掴みし、女性ブリーダーも本種はやってると勝手に思っています。

 

もうね、自分カブクワさんのブリード始めたの2019年の秋なんすけど、なんか当時は

 

スペースを取らないし燃費もいいからかヒナカブト系、特にマルガリとヨツボシがトレンドなイメージでした。

 

なんかみんなそろいもそろってヨツボシヨツボシヨツボシヨツボシヨツボシヨツボシヨツボシって言ってた気がしますわ

 

ちなみにその翌年2020年はみーんな、グラコフグラコフグラコフグラコフグラコフグラコフグラコフ冬はグラコログラコログラコフグラコフグラコフグラコフグラコフグラコフグラコスグラコス・・・・って言ってた気がします。あとネパレンシスw

 

ちなみにグラコロって小麦粉の塊なんすよねアレ。バンズが小麦粉でできててパン粉も小麦粉でできててマカロニは小麦粉でできててホワイトソースも小麦粉なんすよね。

 

あとグラコス

 

ドラクエ7の中坊のとき初プレイだったんだけど

グラコスがでてくるハーメリアのとこ、ストーリー進めると水没して海底神殿でグラコスと戦うんですけど

レベル上げと職業鍛えずに、どんどん進めてグラコスに突撃したらボコボコにされちゃって、鍛えようとしたら世界が水に沈でるから旅の扉が沈んじゃってダーマ神殿に戻れなくなって僕詰んだんすよね

これ、意味わかる人いる?

 

 

……なんの話ししてるんですかね。

 

すごい話それましたね、ペタジーニのライトからのバックホームくらい逸れてます

 

このヨツボシヒナカブト、ペルーのティンゴマリアにいます

 

なんかあれですよね、地名にマリア入っててかっこいいっすよね

マリア部分もそうですけど僕、ティン●の部分が印象強すぎて一発で覚えました

ラベルなしでも即答できるレベルに。

 

ティンゴマリアですが、ペルーのど真ん中にあります(左のチンボテがすごい気になる)

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ティンゴマリアの風景があったので

Googleマップのどっかのだれかの写真をお借りします。

 

https://goo.gl/maps/3LR9esnEFYnfV4GV8

https://goo.gl/maps/rXDCnd4ABfZ2e9689

https://goo.gl/maps/Sjun42dyMQmaGtuF7

 

うーんなんかグランドセフトオート バイスシティって感じする!

 

で、このヨツボシヒナカブト、幼虫期間はおよそ半年ほどではありますが休眠がそこそこ長い種類で、成虫になってから3~半年ほど寝ます

休眠がある種の、だいたいの失敗する理由がここで

 

①活動に気づかずに餓死

②我慢できずに早まってセット

 

のような気がしなくもないです。①はただの怠慢すね

幼虫はどうなんでしょね。

無添加マットがいいとかなんとか別に普通のでいけるとか諸説目にしますが

 

①わりと温度は24℃~の高めをキープ

②ゼリーを完全に食べるようになってから1カ月ほど待つ

③マットは普通にカブトマット使う

 

このへんで行こうと思います

ようするに適当です

志低いっすけど次世代繋げれればいいわ的な

 

 ◇親紹介

個体データ 
♂:忘れましたmm(2020年8月羽化) 
♀:サイズフリーmm(2020年8月羽化)  
産地: ペルー ワヌコ市ティンゴマリア 
累代: CBF1(同腹)
購入: 2020/10 ヤフーオークション

 

ぶっちゃけ、最初はヒナカブトとか何がいいねん。

とか思ってたんすけど、前言撤回に定評がある筆者なので

 

そろそろヒナカブト、ワイもやってみたいなあって感情が不意に出てきたタイミングで購入

 

なんか気が狂ったように増種しちゃうときってないです?ありますよね?

これ書いてる今まさにそれなんですけどね。ていうか単純に気が狂ってるだけなんですけどね

 

14000円で落札。2021年9月時点で8000円~12000円くらいなので

今より金額はしましたね

 

それでも当時は「おっ、ヨツボシ1.5万で買えるんか!」ってな感覚でした。

その前の相場忘れちゃいましたが1.8~2万以上はしてたような。しらんけど

 

オマケでドヘルティ3頭サプライズで入ってましたね。

 

早速手に取り写真撮るの巻

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たまごボーロみたいで可愛いですねぇ!!!

人気の理由がうかがえますねえ

 

まあ、僕のほうが可愛いんですけどね

 

小さいながらもしっかりと頭角があってちゃんとカブトムシしているのもいいですね

ヒナカブト、ぶっちゃけカナブンみたいなもんやんけと思ってました

 

ペアで撮影、メスも派手で良いですね

 

 

顔が可愛らしいよね

これ完全に僕の好みというかセンスですけど

上翅のカラーがブラックとか、マルガリータみたいな金だったらそれはそれはもうエライことになってた気がします

 

 

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◇ペアリング 2020/12/14

8月羽化の個体だったので、年明けくらいなのかなあと思ってましたが

年末12月に入ったくらいからゴソゴソとしだしたので2週間程度ゼリーをしっかり食べさせてハンドペアリング

カブトは性欲が強いですので基本目の前でします

本種も例にもれず交尾欲は高いようですぐに挿入していました

ハンドペアリング御用達の猫の爪とぎのやつ

たぶんこの時にかかっていたとは思いますが若干見づらく少し不安だったのでもう2週間後にしっかりゼリーを与えてから再度ハンドペアリングしました

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今度はがっつり刺さっているのを確認し産卵セットへ。

横のティッシュがそれっぽくておもろいでしょ!

 

◇産卵セット

さすがにいけるだろうと満を持してセットへ

内容は個人的なヒナカブトテンプレセット

 

セット期間:2020/12/27~2021/1/11

ケース  :10Lくらいのコンテナボックス

内容   :月夜野黒土マット加水びちゃびちゃ+水苔どっさり

 

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直ぐに潜っていったので期待して待つことにします

 

◇割り出し

①ヒナカブト系は水苔で団子を作って、中に産卵するためマットにひたすらブリブリ産んでいくだけのヤマトカブトやヘラクレス等のオオカブトと比較し、水苔とマットをコネコネして中にプリッとやるから多少時間がかかるだろう

という考えと

②卵と水苔のカスが判別しづらい(乱視なので結構見間違う)ので

ある程度まで卵が膨らんでから、かつ!幼虫が水苔を食べてしまうと死んでしまうので孵化する前に回収する

 

ということを僕は意識してます

 

で、15日で割り出し結果のほどは

 

 

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□結果

幼虫:0

卵:29個

 

29個と結構出てきました

見た目も結構膨らんでいて大丈夫そう

なんや余裕やんけ、ちょろいちょろい。この時そう思っていました

困ったことにキノコバエが散見されたので、卵管理はMDマットベーシック改をでセパレートケース管理

 

◇ボトル投入

投入日:2021/2/初旬

さてさてそろそろ見えている初令もすこししっかりしてきたのでボトルに入れそうと思い開けてみると

 

・・・・

 

いや、なんか姿が見えている幼虫少ないなあとうすうす思ったけど・・・・

 

 

 

 

4匹しかおらへん!!!

 

25匹、跡形もなく溶けておる

 

①卵が無精卵が多かった

②累代障害

③卵管理していたMDマットが栄養高すぎて合わなかった

 

原因として上記くらいかなあと。

温度はエアコン管理で22-24℃くらいなのでさすがに考えにくい

適度に霧吹きしていたので乾燥はしてなかったと思います

 

①は見た感じですが違うと思うんですよね

②、これは実際の血の濃さがどの程度なのか分かりませんがCBF1同士でこのステージで出るかなあ?

③これが一番ありそう。孵化したてのが食べれなかったんじゃないかと。普通にUマットとかにしておけばよかったです

 

 

このへんは次回に活かすとしてのこったMD食ってる4匹を800ccのボトルに投入

まあもう食ってるし今更変えるのもなんかなと思いそのままMDベ改を使用

加水は割とビチョビチョ、筆者は南米の虫はわりとビチョビチョにするきらいがありますww

 

高標高のサタンとかネプを除外し、ヒナカブトのイメージは

 

熱帯雨林!!

だと勝手に思っているので(笑)

 

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◇蛹化

投入日:2021/6/初旬

ボトル交換する間もなく幼虫期間はほぼ3~4カ月程度で蛹化しました。速いですね

 

◇羽化

その後、2♂2♀と理想的な配分で羽化してきました

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ただ上記の通り、1♂の前フセツが形成不全。

それが原因か不明ですがしばらくして死亡

 

結果1♂2♀のトリオです

 

①2021/7/下旬羽化 40mm程度

結果的に、たった1頭のオスとなりましたが見た目はしっかりしていてよかったです

デカくもなく小さくもなくって感じですかね

 

②2021/7/中旬 未計測*2

メスはなんか特に変わったこともないですし、計測もしてません。

 

◇まとめ

とまあ、羽化数も少なく思いっきり辛酸をナメナメさせられ寂しい飼育記録となってしまいました。

せっかくなので成虫を撮影

小さいながらもしっかりと威嚇ポーズ

 

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しかし幼虫期間がかなり短く、成虫価格はそれなりにしましたが卵~羽化まで半年程度でボトル1本羽化でも見れるのが出てくるあたり育成にかかるコストは非常によくスペースも食わない、そして可愛らしいと人気の理由がうかがえました。

 

ただ、やはり卵~初令のステージで85%ほど溶かしてしまい

まともに羽化できたの3匹だけとちょっと不完全燃焼だったので、再チャレンジはしたい種です

インブリードに強くない種の印象があるので、累代障害も考えて1メス残してペアは放出。

適当に羽化時期の近いペアか頃合いを見て即ブリペアで買おうかなと

 

次回続けるようであれば、幼虫はUマットか無難に月夜野完熟あたりでやろうかなと思っています

 

ここまでお読みいただいた方、ありがとうございます。

グラコスあたりで「戻る」を押しそうになった人、あなたの感覚、正しいです。