ゴロファ・クラビゲール 1サイクル目終了⇒2サイクル目飼育記録(羽化・産卵・幼虫飼育)
- 2022.02.08
- ゴロファ・クラビゲール
- カブト, ゴロファ, ゴロファ・クラビゲール, 外国産カブト
前回⇓より大幅に時の流れがたってしまい
中途半端な感じになっていたクラビゲールです
③にいっぱい書くのもなんか気持ち悪いし、なんかしょうもないことばっかり書いていた①を校正して加筆しておきましたので最初から見て頂ければ嬉しいす
①
かくかくしかじかで別に大した理由もなく、単純に
こいつらズレてズレてちょいちょい羽化してくるもんでめんどくさくなっちゃって
気が付けば前回から2年たちそうな勢いになってますね
一応ちゃんと続けているので、そろそろここらでいっとくか的なヤツです
◇幼虫飼育・ボトル交換
2020/9/12に800ccに投入した幼虫です
他のは記録がなく覚えていません
ちょうどコンテナ2枚で幼虫各16頭ずつです
①月夜野完熟マット
おおよそ16g前後の幼虫が多く、20gを超える幼虫はいませんでした。
雌雄の差とも思えないので、菌床ベースか熟度があまり合っていなかったのかも
②MDベーシックマット
ほとんどの幼虫が25gを超えていました
特に死亡も少なくひねたのはいませんでした
どれも似たような大きさなのでゴロファの幼虫、雌雄判別方法がよくわからない
ポルテリくらいデカけりゃなんか違うのかもしれないけど
今回全部MDに変えました。
MDマットは変な虫も出たことないし非常に気に入ってます
加水してクワガタに使うと黄色い粘菌が結構出て気持ち悪いのが玉に瑕ですが
完熟マットが悪いとかでなくて、MDが諸々が合ったんじゃないかと
最適解かどうかもわからないです
すべて800ccのままマットを詰め替えました
1400cc使った方がいいのかもしれないけど
ゴロファ系の幼虫はワンダリングという徘徊をしてしまうので
ボトルのタイペストフィルターをどうにも齧ってしまい、鬱陶しいです
それで気づかずにキノコバエの発生源を作ってしまっていて、非常に萎えてしまったので
次回は必ずボトル使用時は布団カバーをするか
多頭飼育も問題ないようなのでコバエシャッター中とか大のケースで買うのもありかなと思います
Twitterなんかで腐るほど見ましたが、ゴロファ系の幼虫の脱走
よくあるのがパンケースでのパターン、アレ普通に蓋持ち上げて開けちゃいますし
バンドとか重石をしても蓋の材質が柔らかいので食い破っちゃいますし
あとは、メーカー名は知らないですがフォーテックやディ・キャッツさんで売っているタイプのクリアボトルも
通気口が大きいので、幼虫がすり抜けちゃいます(自分はクワガタオンリーにしてます)
ボトルならPPボトルとかDOSのボトルがよいかと思います
◇羽化
5/14に卵で割り出したDBの小さいオスから羽化してきました
羽化まで途中から測定とか諸々怠ってしまい
データとしては少なくざっくばらんな紹介となりますがご容赦ください。
①39mm 1/上旬羽化 幼虫期間:5~6カ月程度 DB
ち~んって感じですよねw
一番最初に羽化した個体でものすごく小さいです
撮影時は3/31で羽化から2カ月半経過していましたので
茶色くなっています
①43mm 1/上旬羽化 幼虫期間:5~6カ月程度 DB
これもかなり早く羽化した個体
特に語る事は無いです
①45mm 21/2/上旬羽化 幼虫期間:6カ月程度 DB
このくらいからかろうじて胸角が発達しています
でも正直あんまりかっこよくはないです
ちょっと見れる個体が、2月後半あたりから1週間おきに羽化しだしました
動いていたので掘ってみたところ羽化直後だったのでそのままにしました
羽化直後は鮮やかな緑です
個体差かと思っていましたが、結局徐々に茶色くなります
これくらいから結構立派な個体です
これで55mm程度。
その後、続々と羽化してきて掘って満足して細かいデータとかつけるのをヤメちゃいました
これも55mmくらいです
よくも悪くもこのくらいが多かったです
この個体は、胸角がフニャってますが
頭角が長く、58mmほどありました
個体データは残してなくて、見栄えのいい数個体を適当に撮影しました
1月羽化ではオスが7匹、メスが1匹でした
オス
39mm/39mm/41mm/41mm/42mm/43mm/45mm
メス
42mm
ピンクの丸印は深い意味はないです
Twitterで懇意にしていただいている方に41mmを2匹販売した際の画像が残っていてちょうどよかったので発掘しました(笑)
オスとメスが微妙にズレちゃうしオス単だとめんどくさいわりに値段つかないので
めんどくさくなってしまいました。もったいな
ちょっと並べてみたりして
結局こういう色になるんですよ
でもこの時はまだ直前まで割と鮮やかだった気がするので湿度とか温度も影響するのかもしれない
クラビゲールの中でお気に入りの写真です
ヤフオク出品時に使った記憶がございます
正面から撮影
上の55mm程度の個体です
しっかりとチョンマゲになっています
こうやってよく見ると
オオカブトとは違って、なんか特殊な質感の肌をしてますね
樹脂みたいな
真横から
体高があるので、横からの見た目もかっこよく好きです
逆に真上からはな~~んもかっこよくない種類
ゴロファ系全部そうですが
ちょっと小ぶりの個体です
現地では竹林にいるらしく
なんかのメディアで茎だか細い枝か木かなんかにいるのを見た覚えがあります
適当に集合させてみました
MAX58mmほどだった気がしますが
飼育レコードが67mmでしたっけ?野外70mm?
どうやったらそんなにデカくなるんでしょ
1400cc単独しないといかんのでしょうか??
レコード号を探してみようかな
60mmくらいでもだいぶ見ごたえあるんで相当デカそう
◆メス
羽化個体代表
メスのほうが羽化まで時間がかかりました
早い個体で羽化まで7カ月程度
21/2/上旬に42mmの個体が一番早かったです
めちゃくちゃ遅い個体で1年半まったく蛹化しないのもいました
迷惑極まりないのでそういうの辞めてほしいです
◇ペアリング
とりあえず活動時期のあったペアでハンドペアリングを行いました
あんまり記憶がないですが、寝バックでヤっておられたのだけは覚えています
◇産卵セット
セット期間:7/下旬~8/中旬
ケース :コバエシャッター中ケース
内容 :月夜野完熟マットを適当にポンポン程度。加水はほぼなし
ポルテリにも書きましたがゴロファ系のセットはらくちんで良いです
ヘラクレス等のように卵室を作らずに、ばら撒いて産卵するため加圧する必要はないです
というかカチカチにしたら産まなさそう、というか1サイクル目でスカが多かった
湿度もそこまで高くない方がいいと思っていて、ケースに袋から開けたマットをジャー!で良いかと
1サイクル目は、試行錯誤していろんなマットを試しましたが
産卵に関してはこのマットで十分産むことが分かっていて、感触もよかったので
安いし供給が安定しているのでコレを使います。ハエが出やすいのが難点ですが
出ると思っていれば対策もしやすいです。どうせ産卵に使ったら捨てるし
2サイクル目となるとこのあたりで迷いがなくなり余裕がでてくるのが楽しいです
今は先人たちの教えがそこら中に転がっている非常に有難い時代ですが、結局は自分で使って使用感が分かってこそナンボかなと思います。
◇割り出し
2021/8/1と 8/7に採卵
□結果
8/1 採卵 卵:24個
8/9 採卵 卵:16個
そのあと10個位取れた気がしますが
うろ覚えのため、記録から抹消します
都合40個採卵し、結構な数オークションへ出品し
コンテナ1枚で良いかなと思い手元に16頭置いておきました
◇ボトル投入
投入日 :2021/11/15
ケース :800cc容器
内容 :REPBUDDYのカブトマット
余剰分をヤフオクに出した後、ピルケースで結構放置してしまい結構死んじゃってました
ただ、1サイクル目は小さいピルケースで初令落ちしましたが
面倒だったので1400で多頭飼育してましたが問題なさそうです
結局杜撰管理で、この時点で8頭とだいぶ少なくなっていて、数匹元気もないので絶えちゃうんじゃないかと心配になりました
その後2022年1月下旬に様子を見ると3匹潜らず落ちてしまい他は成長していて持ち直してました。
◇遅れて羽化
2021/12/12常温にほったらかしにしていたコンテナを整理していると
オス成虫が1頭いました
温度は10℃くらいだと思いますが、休眠中のため問題なく生きていました。
標高の高い竹林にいるらしく低温に対して成虫は休眠中ならある程度はいけると思います
クワガタなんかも羽化後の休眠中ならほとんど死にませんよね
ドルクス系はもちろんギラファやタランドゥス、オウゴンオニ全般は冬場5℃くらいのとこに数カ月寝かしてましたが
寒くて死んでるのはなかったですね
タランドゥス・レギウスの活動してるのはアウトだと思いますけど
話それましたが、幼虫が5匹しかいないのとオスが居たのでその後にメスを購入しました。
活動が合えば産卵セットしようと思います
◇プチ所感
幼虫に関しては、よほどきついマットでなけりゃなんでもよさそうです
初令はちょくちょく落ちますけど、2令以降はほぼ死にません。
ヘラクレス御用達のラッシュのレギュラーマットでいけるのかはわかりません。
メスのほうが羽化が遅かったのは意外でした
オスは800ccでも変な位置に蛹室作ったりさえしなければいけますが
蛹化の際にヘニョったチョンマゲになる可能性があります
羽化までの幼虫期間は平均オスが7~8カ月ほど
メスは8~9カ月でした
成虫はおおよそ2~3カ月休眠期間がありました
活動後は1~2カ月くらいの寿命だったので短命な部類かと思います
温度は結局つかみどころはなかったですが、他の種類と同じく22~24℃くらいで羽化後はそこまで突然死は目立ちませんでした
成虫のペアリング~産卵セットにこぎつけるまでが多少の山はありますが、
そこまで行ってしまいさえすればほぼ勝ちみたいなもんなので
スペースを食わずに1年1化で回せて面白い虫だとは思います
・最低限ある程度安定した温度(高温よりは低温寄るぶんにはある程度対応できると思います)
・雌雄の余裕を持った成虫数(突然死覚悟で3:3くらいは欲しいかなと)
この辺だけ気を付ければ良い虫かなという手ごたえでした
気が付けば、なんか結構いっぱい書いてしまいました
また羽化してくるなり進展があれば書こうと思います
ありがとうございました。
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