セアカフタマタクワガタ(キルヒナーフタマタクワガタ)1サイクル飼育記録(産卵・幼虫・羽化完結)

パリーフタマタクワガタ 亜種パラドクサス
(学名:Hexarthrius parryi paradoxus

産地:インドネシア(スマトラ島ベンクール)

飼育最大サイズ:92mm(2023/05時点)

はじめに

今回はドドド普通種のセアカです

 

昔からおなじみの結構デカくて派手なTHE・外国産クワガタ!

って感じですわね

本亜種パラドクサスはマレーとスマトラ産がありますが

スマトラ産はインドネシア便でワイルドが安く大量に入るので入手は容易です

 

グワッと湾曲した大あごに

 

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ど派手で美しい模様

 

 

ただまあいざ実際やるとなると

産卵させようとなると材産みで案外癖アリな上に

幼虫期間はだいたい15か月ほどでデカい容器が必要でスペースを喰い

羽化ずれはするわ

おまけに販売にしても値段がつかないので基本赤字になるという

 

おおもう・・・そんなもん・・・オマエ・・・・

 

そらもう地獄やんか、おーん。

 

 

 

それならマンディブでもやるかってなると思います

 

 

ただまあ見た目は普通にめっちゃかっこいいです

寿命も結構長いです

インドネシアのフタマタだいたいおそらく1年くらい生きるんじゃないかと

 

かっこいいんですけど

やっぱ2000円そこらで80~くらいの野外品がしょっちゅう出回るので

手間暇コストかけてやるかといわれると

 

わーかっこいい~

眺めた!はい満足、もういいやってなります

みんななります

そら絶対にそうなるよもう。おーん

 

その証拠に、セアカフタマタ買いました!!みたいなツイートは見ますが

 

「セアカフタマタ羽化しました!何ミリです!!」

みたいなツイートはほぼみませんわね

 

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で、今回ちょっと大きめの野外品ペアをついで買いしたのもあって

せっかくだから一回くらいやっとくかってことでブリードに至りました

 

で・・・・

ええ、結論から言いますと今回キルヒナー出てきました

マンディブラリスとの合いの子です

現地でかかってたんでしょね

 

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 ◇親紹介

個体データ
 ♂:たぶん82mm 2021年4月 
 ♀:もう忘れた 2021年4月
産地 :スマトラ島ベンクール
累代 :WD
購入 :アリスト様 2021年4月

アリストさんで購入

もともと観賞メインだったので、そこそこサイズのペアを購入しました

オスは結構立派です。使いませんけど

標本にしておいてた気がします

 

セアカってなんか独特の臭いしますよね

瓜みたいななんかよくわからん臭い

 

 

 

やっぱかっこいいですえ

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こちら♀です

マンディブとの見分け方は前胸の縁にある棘がセアカのほうがしっかりしていて

マンディブラリスはもうちょいなんかこう全体的にほっそりしているようです

 

ただまあ自分は完ぺきに同定する自信はありません

にわか同定でこれはセアカだとは思います

 

マンディブラリスで買った♀

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ちょっと違うようなきもするけど、正直わからんわ(笑)

 

 

マンディ買ったらセアカが羽化した!は比較的よく見ますが

セアカ買ったらマンディブラリス羽化した!ってあんまり見ないですよね

 

そこまで現地のストックしている業者がアホじゃないのか

単にセアカフタマタのブリードをしている絶対数が少ないだけなのかは

よくわかりません

 

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◇産卵セット

万が一、普通のマンディならパリーかかるとそれはそれで面倒くさいのでそのままメスのみ投入

詳しい内容は忘れてしまいましたが、クリアスライダー大に材を転がしたものだったと思います

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◇割り出し

2021/8/21に割り出しました

□結果

幼虫:8匹

パラドクサスを大量に抱えるのは嫌なのでこれくらいが一番良かったです

5匹未満だとそれはそれでやる気一切でませんし・・・

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◇ボトル投入

投入日  :2021/10/12

ケース  :800cc

内容   :川口、MDクワガタEX、LBをデタラメにミックスしたもの

1本目からマットにしました

フタマタクワガタの幼虫は本当にヘタクソで

意図せずにフタマタの幼虫を溶かすことに関しては世界で五本の指に入る気がします

 

 

しらんけど

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◇ボトル交換①

交換日  :2022/1/4

ケース  :800cc⇒2300cc

内容   :おなじ

オスは20g・22g・24gでした。

まあ順調に大きくなっているようでした

メスと思われる4個体は13gばかりでした

マットにミミズがいました

後からわかりましたが川口マットにいたようです

生産時に卵かなんかが混入したんでしょう

まあ仕方がないですね。何度も使っていますが以降は見ていません

 

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◇ボトル交換①

交換日  :2022/5/4

ケース  :2300cc

内容   :おなじ

 

オス幼虫のマットを交換しました

前回20g、24gの個体が37g

22gの個体が26gとあまり伸びませんでした

 

 

いずれも幼虫はこのようにかなり大きな坑道を作っていました

 

◇羽化

メスは2022/4ごろに羽化しており

それなりに管理していましたが夏ごろにモチベーションが切れているころに餓死していました

羽化ずれするクワガタあるあるです

 

そんなこんなで2022/12月にやっとこさオスが1頭羽化していました

ボトルの蓋のすぐ下で蛹化してしまい重度のパカとなっていましたコイツです

 

 

 

ん・・・・??

あれこれキルヒナ?って感じでした

 

小さい個体だったので、ちょっとわかりづらかったのですが

後続の37gが蛹化

 

 

 

でまあ完全にキルヒナーですね

蛹体重は23g

 

30gくらい行けば105とかなるんでしょうか?

なんだかんだ生で目の当たりにするのは初でしたので

実際出てくるとどんなんなるのか楽しみでした

 

 

無事に羽化し一安心

めっちゃかっこいいですね

 

 

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■オス羽化個体紹介

オスは3匹羽化しました

羽化個体の紹介です

 

❶サイズ:80mm

画像は上の分のみです

➀21/8割り出し

②21/10/12 800cc川LBEX

③22/1/4 2300cc〃

④22/5/4 2300cc〃

⑤22/12 羽化

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❷サイズ:92mm

➀21/8割り出し

②21/10/12 800cc川LBEX

③22/1/4 2300cc〃

④22/5/4 2300cc〃

⑤22/11 蛹化 蛹22.85g

⑥22/12 羽化

この個体がかっこよかったと思います

 

➌サイズ:89mm

➀21/8割り出し

②21/10/12 800cc川LBEX

③22/1/4 2300cc〃

④22/5/4 2300cc〃

⑤23/3 羽化

 

といった感じです

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◇おわりに

インドグランで、雑種つかんだのもあって交雑種??

いやんばかん、やめてよもうNO~~!!な考えでしたが

今回キルヒナを目の当たりにして

普通にかっこいいし、ちゃんと管理できるなら自己責任でって感じですかね

 

テキトーな奴がテキトーに管理してばらまくのはどの種においてもリスクが付きまとうので

結局わけのわからないやつから物買わんのが1番です

 

 

大きいほう手元に標本で置いておこうと思っていましたが

アクアリウムにのめりこんでしまい金が必要になったので売りました

 

マンディのメスにセアカかかったら恐らくマンディブラリスよりなフォルムになるんでしょうけど、逆は人為的にやってもいいかなと思いますが、マンディブラリスと思ったメスがパラドクサスだと、ただただセアカやることになるので

それはそれでなんかだるいんでなかなかやる気にならんです

ただ正直楽しかったし、気が向いたらマンディブとセアカ買ってキルヒナチャレンジしようかなと。

 

フォルムがこうもっと

めっちゃマンディブラリスしてて

110mmくらいあるとちょーかっこいいとは思います

 

いったんここで終わりです

最後までお読みいただきありがとうございます。