ババオウゴンオニクワガタ 飼育記録(1サイクル目②:幼虫飼育・ボトル交換・羽化)

 

さて、初チャレンジとなった

2020年シーズンのみんな大好きババオウゴンオニですが、すべて羽化し体が固まったので更新です

前回どこまで書きましたっけッと思って見返してみたら割り出しで終わってたんすね

 

てなわけで幼虫期間から順番にスタート

◇幼虫飼育

幼虫期間の記録になります

プリンカップ投入

期間:2020/3/22~4/25
容量:200cc
銘柄:忘却・・・・
大夢かグローバル大阪の手詰めだと思います(おそらく後者)

ここで2頭落ちました。

また、この時期春先でエアコンつけずに常温(24℃前後)に置いていたのですが、めちゃくちゃ暴れてプリカの蓋を齧りまくってました

スペースの空いていたベルソス(これいつまで使うんだww)の19~20℃に入れたところ落ち着いて食べだしたので、ちょっと温度が高かったのかなと思いおます

 

ボトル投入 1本目

期間:2020/4/25
容量:800cc
銘柄:グローバル大阪の手詰めと既製

手持ちのグローバル大阪のカワラボトルに投入しました

ここは特に変わったことはないです

 

ボトル交換 1本目⇒2本目 その①

交換日:2020/8/2(3.5カ月)
容量:800cc⇒1400cc
銘柄:グローバル大阪の既製

3.5カ月が経過し、8割がた白い部分がなくなっていたので交換。

なんかアレですよね。オウゴンオニの食痕って基本汚くないです???

ヒラタとかタランドゥスのオスって散らかす感じ全然ないですけど

あたくしが、ひたくそう!なだけかもしれませんが

 

体重を測ってみると

 

 

う~んどうなんでしょ

まあ、良くなく悪すぎるってこともなくって感じでしょうか

下の中って感じ(笑)

 

っていうかね、雌雄全然わっかんねぇ~~~~って思いました

この時の私、完全に全部オスだと思いましたね

ヒラタくらい頭の大きさ違うと楽なんすけどねwwww

 

 

ボトル交換 1本目⇒2本目 その②

交換日:2020/9/15(5カ月)
容量:800cc⇒800cc
銘柄:グローバル大阪の既製⇒既製

保冷庫で19℃で管理していたもののうち、1頭ものすごい引っ張りました

というのも、こいつだけ保冷庫に入れてたんだっけ?

大事なとこ覚えてないんすけど、他のは忘れたけどこいつは入れてました

下から綺麗な食い方してて、ボトルの状態も良かったんすよ

で掘り出すと

 

20gを超えていました。

やはり温度の安定は重要なのでしょう

ただ、確かこのくらいの時期だったかなぁ、なんかカワラが全然売ってないことなかった記憶があります

ここで1400ccボトルが用意できず、800cc既製ボトルに投入

万が一、蛹室作った時を考えて横倒しにしました

 

やっぱここの800は悪手だったと思います。

結局、1か月後に1400ccに入れ替え。暴れてはいませんでしたが体重は2g減っており落胆しました。

 

 

 

◇蛹化

 

8/2にボトル交換をしたグループは

ほぼ全員、ボトル交換からリー即で蛹化しましたね

オウゴンオニの蛹とはこれが初対面だったので、さすがに長歯型ではないのは見て分かりました。

 

瓶交換してすぐに蛹化しました。

「ひたくそう!」案件ですはい。

まあ暴れるよりは二億倍良いですけど。

 

4/25に投入して、保冷庫に入れていたのでそこまで劣化していなかったのでカワラにしては3.5カ月と長めのスパンになりました

2.5カ月くらいで決め打ち交換してもいいかもしれませんが、↑の大きいのは引っ張って引っ張ってだったのでその辺は難しいですね。

あ~長歯は拝めないのかなと思い、上のが羽化したころに20gを超えていたボトルを見てみると

 

 

20/11/7に蛹化してました

幼虫期間はおよそ7~8カ月ほどでしょうか?(20/3割り出し)

んん??おぉ、これ長歯じゃない?って感じで結構テンション上がりました。

 

唯一の希望だったので怖くて露天掘りした後、触らない予定だったのですが

蛹室が粘菌でグズグズになって背中に粘菌ついてたので、人口蛹室へ移すついでに、今後の参考に体重計測。

(劣化してダメになったカワラのオガってなんかコーヒーみたいな臭いしません?)

 

 

 

蛹体重は16g、70mmに届くかな~、届いて欲しいなあ~~って感じだったのを覚えています

あんまり暑いのは良くないかもしれないなと思い、冷え込みだした常温のところに(15℃前後)置くことにしました

温度低いとなかなか羽化しないみたいですね。

11/18に移動して、色づき始めて長かったので12月に入って22℃くらいのブリードルームに移したところ12/9に羽化しました。

 

 

蛹期間はちょうど1か月程度ですね。

 

 

 

 

 

さて結果は如何に・・・・・

 

◇メス羽化

累代:すべてCBF2
①
サイズ:47.5mm 
羽化日:2020/9/中旬

③
サイズ:48mm 
羽化日:2020/9/中旬

③
サイズ:50mm 
羽化日:2020/10/上旬
すべてグローバル大阪 800cc⇒1400cc

 

まずメスですが

メスはおおよそ幼虫期間4カ月~5カ月程度で羽化してきました。

 

特大スペシャルではないですが、メスは結構マトモな良いサイズじゃないでしょうか?

50mm超えると思ってなかったので結構嬉しかったです。

 

めんどくさかったのと産卵セット組んじゃったので掘り出し時の写真のみ

 

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◇羽化個体紹介

サイズ:60.5mm 
累代:CBF2
羽化日:2020/9/24 

①800cc
⇓
②1400cc(羽化まで)

上の1枚目の蛹、1発目に羽化した個体です

初めてのオウゴンオニのオス羽化だったので、おおーって感じでした。

羽もしまっているので、この時点で一安心です

 

無事完品羽化です

 

 

 

 

参考:ほぼ同じサイズのモセリとの比較

話それますけど、せっかくなので同じようなサイズのモセリが居るんで比較しましょう。需要あるか不明ですが

背景が暗いとアレなんで明度は上げてますが、個体そのものの色が変わってしまう彩度・色合い・暖かみなどは触っていません

2枚目のモセリは暖色ライトで撮影したので黄色が増してます

ババモセリ共に同じ個体で背景色のみ違っています

 

◆ババオウゴンオニ

 

◆モセリオウゴンオニ

◆ババオウゴンオニ

 

◆モセリオウゴンオニ

上のみたいに艶消しでペンキをベタッと塗ったような分かりやすい個体なら分かりますけど

2枚目は暖色ライトなので黄色いですし4枚目の白いモセリなんか傾いているし白リングライト、直撃させてるので反社してテカってますね

逆にババは暗いし

 

実際、ノーヒントでパッと出されたら

 

 

結論:あたくしには、すっごい分かりやすいの以外ワカリマセン!!!

 

まあもっといい文献あるのでそっち見てください(笑)。

 

サイズ:61mm 
累代:CBF2
羽化日:2020/9/下旬  
①800cc
⇓ 
②1400cc(羽化まで)

①とほぼ同じです

ミニコンテナで寝かしていたのを忘れて冬場の乾燥でカピカピなって死亡していたので、死虫での撮影です

 

 

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サイズ:74mm 
累代:CBF2
羽化日:2020/12/10  
①800cc

②800cc

③1400cc

 

さて、本記事のメインイベンターですね

まあ、サムネと↑の画像でネタバレしてますが、無事長歯の完品羽化です

 

いやね、もうめっちゃ嬉しい。70mm超えるかな~って感じでしたが74mmありました。

タラればですが、最後800ccじゃなくて1400ccまたは2300ccに入れれてたらどうなってたかな

案外、大運動会始まってたりしてww

やっぱこのくらいのサイズになると見ごたえあるなあと

 

 

 

黒バックに標本ビューで

 

結構イカつい感じに撮れました。

 

 

オウゴンオニの、この角度好きです

 

 

 

これどうしても一度やってみたかったんす

 

【GOLD ON GOLD!!】

 

金色のオウゴンオニを真っ金金の背景で撮影。まあ結果は知ってましたよ

 

 

「被写体と背景の色が戦争しとる!!」

お題 スーツ

みたいな感じの、霜降り明星の粗品風ツッコミが飛んできそうですが

これはこれでアリっちゃアリやけどナシっちゃナシよね(どないやねん)

 

 

いつもの流木に乗っけて

 

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番外編

別ラインなので番外編

Twitterのフォロワーさんのpekoさんから2頭頂いた幼虫です

頂いた時の気分ですか??そんなん決まってますやんか!

 

「あ~ありがとうございますー! ねっ  今、ババオウゴンオニの幼虫をいただきました!

ありがとうございますー! こんなんなんぼあってもいいですからね!」

あめ玉 en Twitter: "KOされるミルクボーイ「あー!ありがとうございますー!今、井上尚弥の左ストレートを貰いましたー!」… "

「一番良いですからね」
「ねー有り難いですよ ほんとにね」
「入れておきましょう」

 

 

茶番はいいとして、羽化しましたんで紹介します

 

♂
サイズ:51mm
累代:CB
羽化日:2020/11/中旬
①800cc 
右中符節欠け

ええっ!?800cc一本孵し!??

 

あの、言い訳!!言い訳させて!!メスと勘違いして800cc1本で交換しなかったの!!

手抜きじゃないから!!手抜きじゃないんだからね!

うん、ボトル交換ね、しようとおもったんすよ

 

~~~~~~以下、回想~~~~~~

 

「あのーボトル見たらな、食い方汚くて頭もなんか小さい気がするって言うねんな」
「おー メスやないかい その特徴はもう完全にメスやがな」
「メスなぁ」
「すぐ分かったやん こんなんもー」
「でもこれちょっと分からへんのやな」
「何が分からへんのよー」
「いや俺もメスと思うてんけどな」
「いやそうやろ?」

 

 

 

「ボトルほったら蛹出てきてんけどな、なんであんなに顎デカイんか分からんらしいねん」

「オスやないかい 俺の目は騙されへんよ 俺騙したら大したもんや」

 

どうもありがとうございました。

~~~~~回想終わり~~~~~

 


サイズ:45mm

累代:CB

羽化日:2020/12/中旬

  ①800cc 

 

まあ、メスは普通っす。

メスのほうが1カ月くらい遅い羽化でしたね

 

 

ツーショット!

せっかく頂いたものに、チンチクリンにしてしまい申し訳ないですが

当ラインは活動が合えば、インブリードする予定です

いやぁ~こんなんなんぼあってもいいですからねぇ~

pekoさん本当にありがとうございました。

 

尚、オスはもうブンブブーンしてます

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■1サイクル回しての総括

目標とか前回なにも書いて無くて、なんか疲れてたのか訳の分からない文章しか書いてなかったですが(202101更新)

57mmの種親から、オスは60mm・61mm・74mmと個人的には十分満足な結果となりました。

 

今回使用した、グローバル大阪の菌糸は、添加強めの印象ですが拒食等はなくオウゴンオニ全般に今のところ問題なく使えていて

既製ボトルが結構リーズナブルな価格なわりにしっかり詰まっていて今のところ品質が安定しています。

結構売り切れていますが、神長さんほど入手困難ではないので、しばらくメインで使おうかなと

激安菌糸とかはしらないですしオウゴンオニに使う気しないけど、ブロック600円以上する銘柄ならどこも大丈夫かなと思っています

 

今回、8頭しか取れず、2頭落ちたもののうまく雌雄半々になってくれて楽しめました

ただ数が少なく失敗したくなかったのであまり冒険できなかったので、次回はもう少し数を取って

神長さんのEカワラとか、他のカワラ菌糸も使ってみたいですね

ルカディアはどうなんでしょね??タラレギには良いですが

オウゴンオニには合うか合わないか個体によって差がありそうなイメージです

結構使ってる人居るイメージですけど、ホームランか三振かって感じすかね?

 

今回羽化した4メスとも種親にし別ルートでファンシアーズさんから2ペアとインディスで1ペア補強しました

最低でも次は30頭くらいはやりたいなあと。

長歯は拝めたので、次は80mmを出してみたいっすね

74mmでも結構見れる感じなので5mm変わるとヤバいと思います

 

上にも貼った、この写真むちゃんこカッコイイ、なかなかお気に入り。

 

 

 

なんか、Twitterとかでも異様に人気だなあとか思ってましたが、やっぱカッコいいっすよね。ババ

 

飼育も齧った印象ですがモーレンカンプとローゼンに比べてクセが少ない気がします(フルスト?あたしゃそんなもん知りません)

オウゴンオニ全般に個人的な印象ですが、僕の管理方法がアレなのもありますが

成虫結構ポックリ死ぬことはある印象です。

ローゼンのアレと同じく羽化後日が浅い状態でヤフオクとかに出品されて輸送のダメージが残ってたりすんのかなあと

羽化後数週間とかでババでてるの、たまに見ますけど羽化後数週間って、腹見たら意外とまだまあまあ赤いのとか結構あるじゃないですか

そういうのもあるんかな、どうなんかなっと。

 

 

次のサイクルに向けてすでに始動しているので、連載という形になりそうです。

 

長々とありがとうございました。